朝の通勤ラッシュ。
車内は人々の無言の気配で満たされ、揺れる車体のリズムに合わせて、疲れた表情が窓の外に映る。
サキは窓際のつり革につかまりながら、今日のお弁当のことを頭の中で考えていた。
駅ごとに少しずつ乗り込む乗客の気配を背中で感じつつ、いつもと変わらない朝の空気に安心感すら覚えていた。
だが、次の駅で電車が止まったとき、ふと彼女は誰かの視線に気づいた。
乗り込んできたのは、50代半ばのスーツ姿の男性。
短めに整えられた髪とくたびれたネクタイが印象的だったが、彼の眼差しだけは妙に鋭く、そしてどこか温かみを帯びていた。
サキは目をそらそうとしたが、その瞬間、男が軽く頭を下げる仕草をした。
「おはよう、サキちゃん」
驚いて見上げたサキの表情を見て、男は少し微笑んだ。
「お父さんと職場が一緒でね。昔一緒にバーキューしたこともあるんだけど覚えてないかな?」
「……そうなんですね。」とサキは控えめに返したものの、心の中では少し引っかかるものを感じていた。
再び電車が走り出し、乗客たちはそれぞれのスマートフォンや新聞に目を落とす中、彼だけはどこか穏やかな目つきでサキを見ている。
「学生さんは大変そうだね。毎朝この時間に電車に乗るのは大変でしょう。」
「いえ、慣れていますから……」とサキは笑顔を返したが、彼の言葉が妙に具体的であることに気づいた。
次の駅で一歩進み、彼は少しだけ近づいた位置に移動した。
車内の揺れが彼女と彼の距離を少しずつ縮めるたび、サキの心には説明しがたい感覚が湧いてくる。
車内の揺れに合わせて、微妙に近づく彼との距離。
満員電車特有の圧迫感がサキの体を包み込み、逃げ場を失った彼女の心拍は少しずつ速くなっていく。
「サキちゃん、本当に可愛いね」
低く落ち着いた声が耳元で響き、サキは思わず顔を上げた。
その瞬間、彼の視線が自分の胸元に一瞬落ちたことに気づく。
「……何言ってるんですか。」
苦笑しながらも、彼女の言葉はわずかに震えていた。
彼の声には妙な親しみと、どこか抑えきれない熱が含まれているように思えたからだ。
電車の揺れがさらに強くなり、サキはつり革を握り直そうとした瞬間、彼の手がすっと伸びた。
「大丈夫ですか?」
触れたのはほんの一瞬だったが、その温もりは驚くほど鮮明に彼女の感覚に残った。
車内のざわめきが遠くなる。
彼の手が次に動いたのは、意図的なのか、それとも偶然なのか──彼女には判断がつかなかった。
腰のあたりに軽く触れる硬い感覚に、サキの体は小さく震えた。
「サキちゃん、疲れてるみたいだね」
その言葉には、どこか含みのある響きがあった。
電車が次の駅に滑り込むと、彼の手が太ももに触れた。
サキは驚きながらも、体が硬直し、言葉を失っていた。
周囲の乗客たちは誰もこの状況に気づいていないようだったが、その沈黙こそが彼女を追い詰めるように感じられる。
サキはどうすべきか判断がつかなかった。
心の奥で拒絶したいという思いと、抗えない感情がせめぎあっていた。
「ひゃ?!ああぁっ……」
サキのスカートを捲り上げ、パンツ越しに愛撫を始めた。
「やめて……あっ……あっ……ダメぇ…」
彼が耳元で囁く。
「君みたいな可愛い子を見るとね、つい触りたくなっちゃうんだよ」
彼の手は徐々にエスカレートしていき、パンツの中にまで侵入してきた。
「ひっ……やぁっ!そこはダメ、」
彼は構わず手を動かし続ける。
「ああっ……ん……」
手の動きに合わせて、サキの口から吐息が漏れる。
「んんっ……あんっ……あっあっ……!」
サキの耳たぶを舐めながら囁く。
「サキちゃんは感じやすいんだね」
その言葉に、顔が真っ赤に染まっていく。
彼の愛撫はとまらない。
そしてついに、指が直接アソコに触れた。
その瞬間、身体がビクンッと跳ねる。
「ふあぁっ!?」
彼はその反応を見てニヤリと笑う。
そしてゆっくりと指を動かし始めた。
「あ……ああぁっ、だめぇ……そこはダメぇ…」
指が動く度に、甘い声が漏れる。
その声はどんどん抑えられなくなっていた。
「あぁんっ!あっあっあっ!!」
アソコを激しく擦り上げるその刺激に耐え切れず、サキ絶頂を迎えてしまった。
ビクンッと大きく仰け反る。
そんなサキのパンツを脱がせ、彼は自らのモノを取り出した。
「ひっ……」
それを見たサキの顔が引きつる。
しかし、体は動かない。
恐怖で動けないのだ。
彼はゆっくりと近づき、肉棒を挿入しようとする。
抵抗する間もなく奥まで一気に突き入れられた。
「ん”ん”ん”ん”っ!?」
サキの体が弓なりになる。
そして、激しいピストンが始まった。
「あっ!あっ!あっ!」
パンッ、パァンと肉同士がぶつかり合う音が響く。
サキは涙を流しながら喘いでいた。
しかし動きは止まらない。
さらに激しくなるばかりだ。
嫌なのにぐちゅぐちゅと音が止まらない。
「あっ、やだぁ、やだぁっ…」
「やだじゃないだろ?ちんこが気持ち良すぎてたまんないんだろ?」
「ちがっ、ちがうぅうっ!あうっ!」
「ほら、もっと奥まで突いてやるよ」
「やぁっ!あっ、ああっ!」
ぐちゅんぐちゅんって奥を突かれて頭がおかしくなりそうだ。
「だめぇっ!抜いてっ!おねがいっ!」
「ダメに決まってるでしょ?」
「ああんっ!なんでぇ?どうして抜いてくれないのぉっ?」
涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃになりながら泣き喚く。
こんな汚い顔見られたくないのに隠す余裕なんてない。
「ははっ、すごい締めつけてくる」
「やだぁっ!動かないでぇっ!」
もうわけわかんない。
気持ちよくて、
苦しくて、
頭が変になる。
「あー出るっ!中に出すぞっ!」
ゾッとした。
「いやっ、やめてください! ああぁっ……」
嫌がるサキのスカートを捲り上げ、激しくなるピストン。
やがて限界が訪れたのか、膣内で熱いものが弾けた。
ドピュッビューッビュルルルルーー!!
熱いものが子宮に注がれるのを感じた瞬間、目の前が真っ白になった。
しばらく動けずにいたが、駅のアナウンスが流れ、自然といつものように学校へ向かっていた。
しかし、その日の朝に起こった出来事は、どうしても頭から離れない。
彼女の心には、奇妙な後味が残っていた。
彼――名前も知らない男性の顔を、目を閉じるたびに思い出してしまう。
嫌なはずなのに、あの低い声、触れる手の温かさ、そして彼が見せた微妙な微笑み。
そのすべてが彼女の中で絡み合い、何ともいえない感情を呼び起こす。
彼女は教室の窓の外を見つめた。
日の光が差し込む中、彼女はその光の中に彼の影を探してしまっている自分に気づく。
おわり
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