深夜、病院の廊下は静まり返り、時計の針の音だけが響いている。
病棟では夜勤が続き、看護師たちが疲れた体を引きずっている中、美月(37歳)は普段通り冷静に勤務をこなしていた。
彼女の黒髪ボブが、病院内で一目置かれる存在であることは誰もが知っていた。
その時、彼女の目に不自然な物が映った。
ロッカー室で、何かが落ちている。
美月は足を止め、その物を拾い上げた。
それは、一枚の写真だった。
「これは…?」
写真に映っていたのは、美月を含む複数の看護師たちの姿。
制服を着たままであるが、立ち振る舞い、表情から明らかにプライベートな瞬間を盗撮したものであることが分かる。
美月の表情が一瞬で変わる。
「これが…あのカメラに写っていたものか。」
美月は、悠斗(28歳)に繋がることに気づいた。
彼はこの病院の若手医師で、普段から一歩引いたような存在感を放っていた。
美月の心に、確信が芽生える。
ーー深夜1時。
悠斗は病院の一角、ロッカー室でまたしても小さなカメラを仕掛けていた。
しかし、その瞬間、背後から静かな足音が響く。
悠斗が振り返ると、美月が立っていた。
彼女の冷徹な目は、悠斗の動きを完全に見抜いている。
「先生、何をしているの?」
美月は無表情で言い放つ。
悠斗はその言葉に心臓が跳ねるような感覚を覚える。
手に持っていたカメラを隠そうとしたが、美月の視線がそれを見逃すはずもない。
悠斗は言い訳をしようとするが、美月の冷徹な視線に圧倒され、言葉が続かない。
美月はさらに一歩近づき、手に持っていた写真を悠斗に見せる。
「これ、あなたが撮ったものね?」
美月の声に、悠斗は言葉を詰まらせる。
美月が静かに写真を悠斗に突きつける。
悠斗はその写真を見た瞬間、全てを悟った。
「分かってるだろうけど、これが公になれば、あなたの医師としてのキャリアは終わりよ。」
美月の声は冷静だが、その内に秘めた怒りがにじんでいる。
悠斗は深く息を吸い、後ろに下がることなく美月を見つめた。
「それなら…どうしてくれるんだ?」
美月は少しだけ眉をひそめた。
「これ以上言い訳はしないで。あなたが犯したことは明らかなんだから。」
美月は、悠斗の目をまっすぐに見つめる。
「私は、この写真を持って警察に行くわ。」
美月の言葉に、悠斗の表情が固まる。
「そんな……それだけはやめてくれ!」
悠斗が叫ぶ。
しかし美月の表情は変わらない。
「じゃあどうする?あなたはもう終わりよ。」
美月の冷徹な声がロッカー室に響き渡る。
悠斗は言葉を失い、その場に立ち尽くすしかなかった。
「私はね、あなたのような人間が大嫌いなの。自分の利益のために他人を犠牲にするような人間。」
美月はそう言うと、静かにその場を立ち去ろうとしていた……が、悠斗は彼女の腕を掴むと低い声で言った。
「口止めをするしかないな。」
悠斗はそう言うと、美月の体をロッカー室の壁に押さえつけた。
美月は驚きながらも抵抗しようとするが、悠斗の力が強く振り解けない。
「何をする気!?」
美月が叫ぶと、悠斗がニヤリと笑った。
そして次の瞬間、彼の唇が美月の唇に重ねられていた……。
唇を離すと美月の口を手で押さえ、ロッカー室の奥にある仮眠室へ連れていった。
悠斗の強引な行動に困惑しながらも、抵抗することができなかった。
「んっ……」
悠斗は美月の唇を激しく貪り、彼女の舌に自らの舌を絡ませる。
その激しさに、美月は思わず息を漏らした。
悠斗はさらに大胆になり、美月の白衣の中に手を入れ、ブラジャーの上から乳房を揉みしだく……。
「や……やめて!」
美月が声を上げようとすると、悠斗が即座に口を塞いぎ、今度はスカートの中に手を入れる。
「ああ……たまんねえ……」
悠斗はそう言うと、美月のパンツに手を滑り込ませ、彼女の秘部を優しく撫でる……。
「んっ……」
美月は必死に声を抑えようとするが、体は反応してしまう。
悠斗はさらに激しく手を動かし、やがて美月の体が震え始めた。
「あっ……だめっ……」
美月は絶頂に達してしまい、その場に崩れ落ちた。
しかし、悠斗はまだ満足していなかった。
「い……いや……」
美月は抵抗するが、悠斗の力には敵わない。
「観念しろよ」
そして悠斗は、再び美月の唇を奪った。
美月は抵抗しようとするが、悠斗の激しい愛撫に力が抜けてしまう。
「あっ……ああっ……」
美月は悠斗の執拗な責めに感じ始めてしまっていた。
彼女の乳首はピンと立ち、秘部からは蜜があふれ出していた。
「もう濡れてるじゃねえか」
悠斗はそう言って笑うと、美月のパンツを脱がせ、自らの肉棒をあらわにする。
それはすでに勃起しており、ビクンビクンと脈打っていた。
美月は恐怖を感じつつも、どこか期待している自分がいた。悠斗のものが挿入される。
「ああっ……!」
美月は今までに感じたことのない感覚に襲われ、思わず声を上げてしまう。
悠斗のものが奥まで入ると、美月は激しく腰を振り始めた。
パンッ!パァン!
音と共に、二人の結合部から愛液が飛び散る。
「あっ……あん……」
美月は快感に酔いしれながらも、必死に抵抗しようとするが、悠斗の力には敵わない。
やがて絶頂を迎えそうになると、悠斗はさらに強く腰を打ちつけ始めた。
「だ、だめぇっ……!」
美月が絶頂に達すると同時に、悠斗もまた大量の精子を放出した……。
「ふう……」
悠斗は大きく息をつくと、美月の中からゆっくりと引き抜いた。
そして、スマホを取り出し美月に向けた。
「何してるの?」
美月が尋ねると、悠斗は静かに笑った。
「これは俺の切り札だ。」
美月と悠斗が静かな部屋に残される中、二人の間に流れる空気が変わった。
悠斗は満足そうに、しかし冷徹な表情を浮かべながら美月に近づいた。
美月はその眼差しに、どこか恐れを感じつつも、強くならなければならないという意識を必死で保とうとしていた。
しかし、恥ずかしさと罪悪感が彼女の中で渦巻いていた。
彼女の裏にある絶望を悠斗は感じ取り、冷静に立ち上がる。
思わずその表情を引き締める。
「これで終わりにするつもりはない。」
悠斗の言葉は冷徹だが、どこか不気味さを含んでいる。
美月はわずかに身体を震わせながらも、言葉を絞り出す。
「あなたは、私に何を求めているの?」
悠斗はしばらく沈黙し、最後に言った。
「お前が俺の言う通りに動けば、何も起きない。ただそれだけだ。」
その瞬間、美月は自分が完全に追い込まれていることを痛感する。
彼の目の奥に隠された冷酷さが、今まさに彼女を支配し始めていることを理解した。
美月は目を閉じ、深呼吸をした。
彼女はもはや悠斗の支配から逃れる方法がないことを知っていた。
彼女の過去の行動、そして今の状況が、彼に完全に強い立場を与えてしまったからだ。
「分かりました…あなたの言う通りにします。」
美月は静かに告げる。
その声には、悔しさと共に従うしかないという決意が込められていた。
悠斗はその言葉を聞くと、冷ややかに微笑みながら、彼女を見つめた。
「それでいい。これからも俺の言う通りに動け。もし逆らうことがあれば…わかるな?」
美月はゆっくりと頷く。
彼女の心の中で何かが折れた音がした。
これが終わりだということを、確信していた。
悠斗は無言で立ち去り、部屋を後にする。
美月はベッドに座り込み、しばらくそのまま動けずにいた。
彼女の心には、強い孤独と悔恨の気持ちが残るが、もう逃げることはできなかった。
おわり
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