最近、社会人になってからの生活で少しずつ体型が変わり始めたことに気づいたユリ。
「やばい、なんかムチムチしてきた……」
鏡の前で自分の体を見ながらそうつぶやき、思い切って近所のジムに通うことにした。
初めてのパーソナルトレーニングに少し緊張しながら受付を済ませると、担当のトレーナーが声をかけてきた。
「初めまして、トレーナーの篠崎です!ユリさん、今日はよろしくお願いしますね!」
篠崎は30代前半くらいの男性で、爽やかな笑顔と引き締まった体が印象的だった。
優しい声と適度に親しみやすい態度に、ユリは少しほっとした気持ちになる。
「じゃあ、まずは体の状態を見させてもらいますね。ユリさんの目標に合ったメニューを作りたいので!」
ユリは言われるがまま、簡単なストレッチやフォームを試しながら篠崎の指導を受けた。
篠崎は終始笑顔で丁寧に教えてくれるのだが、ユリはなぜか彼の視線が気になる瞬間があることに気づいた。
「ここ、少し硬いですね。普段あまり動かしていないんじゃないですか?」
そう言いながら彼はユリの肩に触れる。触れる手が妙に温かく、彼女は思わず肩をすくめてしまった。
「えっと、そうかもしれません……」
ユリはなんとか平静を装おうとしたが、篠崎の距離感が近いことに心臓が早鐘のように鳴る。
トレーニングが進むにつれ、ユリは篠崎の熱心な指導と優しい言葉に少しずつ心を開いていった。
「よし、このフォームであと3回頑張りましょう!」
「は、はい……!」
篠崎の手がユリの腰に軽く触れ、フォームを矯正する。
彼の声は柔らかいのに、その手にはどこか男性的な力強さを感じた。
ユリは息が上がるのが運動のせいなのか、それとも彼の手のせいなのか、自分でも分からなくなっていた。
トレーニングが終わるころ、篠崎がタオルを差し出してきた。
「お疲れさまでした!初めてにしてはとてもいい感じでしたよ!」
「ありがとうございます。篠崎さんのおかげです……」
汗を拭きながらそう答えると、篠崎は少しだけ笑みを浮かべて言った。
「実は、ユリさんみたいな頑張る人を見ると、僕も力が入っちゃうんですよね。」
トレーニングルームの空気は少しだけ変わった気がした。
篠崎がユリに近づき、耳元でささやく。
「ユリさん、少しだけストレッチしていきますか?体をほぐしておいたほうが、明日の筋肉痛も楽になるので。」
彼の提案に、ユリは軽くうなずいた。
「じゃあ、こちらのマットにどうぞ。」
篠崎の声には相変わらず優しさがあったが、どこかいつもと違う響きを帯びている気がした。
彼の手が再びユリの肩に触れると、その温もりがじわりと広がり、彼女は言葉を失った。
「ここ、少し張ってますね。もっと力を抜いて……リラックスして。」
ユリは深呼吸をしようとしたが、篠崎の手が滑らかに背中をなぞる感覚に全身が敏感になるのを感じた。
「…んっ……すみません」
思わず口から漏れる声は、自分でも驚くほど色っぽかった。
「もう少し力を入れましょうか?」
篠崎の手がユリの背中を優しく押しながらささやく。
彼の手はユリの背筋に沿ってゆっくりと上下した。
その手の動きに合わせ、ユリの体は小さく震えた。
「ごめんなさい。自分じゃどうにもならなくて…」
「気にしなくて大丈夫ですよ。」
篠崎はそう言って微笑むと、ユリの背中に触れている手に少し体重をかけてきた。
その重みで上半身がマットに倒れ込むと、彼はさらに彼女の耳元に近づき、低く静かな声で囁いた。
「僕にできることならなんでも協力しますよ」
その言葉に、ユリの心臓は大きく跳ね上がった。
篠崎はマットに倒れたユリの体を優しく起こし、再び彼女の肩に触れた。
彼の手は再び温かく、そしてどこか男性的な力強さがあった。
その感触にユリは思わず息を飲む。
篠崎は彼女の耳元でそっとささやいた。
「もっとリラックスして、僕に身を任せてください。体の力を抜いて……」
篠崎の手がユリの体に触れると、彼女の口から小さな声が漏れた。
「ん……あっ…!」
彼はそのままユリの背中を撫でながらささやいた。
「気持ちいいですか?もっと触っても?」
「…はい、お願いします。」
篠崎の手がゆっくりと動き始める。
彼の手がユリの体を優しく撫で、その温かさが全身に広がっていく。
ユリは心地よい感覚に身を委ね、次第に力が抜けていくのを感じた。
「あぁ…気持ちいい……」
篠崎の手の動きは次第に大胆になり、彼はユリの背中に指を這わせた。
その指先が触れる度に、彼女の体は小さく震える。
彼の息遣いが耳元に近づき、その吐息にさえ敏感になった彼女は思わず声を上げた。
「あ……んっ……!」
篠崎の手が背中から腰へと降りていくと、彼女は思わず身をよじった。
しかし彼はそれを逃がさないとばかりに、彼女の体を抱きしめながら耳元で囁く。
「大丈夫ですか?もし痛いなら言ってください……」
ユリは恥ずかしさと興奮が入り混じった感情に襲われながらも、なんとか答えた。
「大丈夫です……続けてください……」
篠崎の手がユリの腰から太ももへと移動する。
彼の手が触れる度に、彼女は体を震わせた。
彼の指先が内ももを優しく撫で上げると、ユリの口から吐息が漏れる。
「……はぁ……んっ……」
彼はさらに手を滑らせてユリの足の付け根へと到達させた。
その瞬間、ユリは今まで感じたことのないような快感に襲われた。
「あっ!そこ……ダメ……!」
しかし篠崎の手の動きは止まらない。
彼はユリの足の付け根からさらに奥へと手を滑らせた。
そしてついに、彼の指先がユリの一番敏感な部分に触れた。
「ひゃうっ!」
その刺激に思わず声を上げると、篠崎が耳元でささやいた。
「ここが気持ちいいんですね?」
篠崎の指が動くたびにユリの体は大きく跳ね上がる。
その快感から逃れる術は、もはや彼女には残されていなかった。
「あぁっ……あ……もう……!イッちゃいそう……!」
ユリが絶頂を迎える寸前で篠崎の手が止まり、彼女は肩で息をした。
「え…?はぁ……はぁ……」
ユリは何が起こったのか理解できず、篠崎の顔を見る。
彼は優しい笑みを湛えながら囁いた。
「まだダメですよ?もっと楽しまないと。」
そう言って再び彼女の体を愛撫し始めた。
今度はゆっくりと時間をかけて焦らすように触れる彼の指先に、彼女は身も心も支配されていくのを感じた。
彼の手がユリのショーツの中に入り込み、直接秘所に触れた。
その瞬間、今までとは比べ物にならないほどの快感に襲われた。
「あぁっ!そこダメぇ!!」
ユリの胸は高鳴り、呼吸も荒くなる。
しかしそれでも篠崎の手の動きは止まることはない。
ユリは彼の腕に必死にしがみつくが、彼はそれを無視して愛撫を続けた。
「あぁ……もうダメ……おかしくなっちゃう……!」
ユリの目には涙が浮かんでいた。
彼女は今まで経験したことのないような快感に溺れかけていた。
「あぁっ!イクっ!!」
ユリの体が大きく跳ね上がり、絶頂を迎えたことを彼に伝えた。
しかしそれでもなお彼の動きは止まらない。
それどころかさらに激しくなる一方だった。
「ダメぇ!今イッてるからぁ!!」
ユリの言葉を無視し、篠崎はさらに愛撫を続けた。
「あぁっ!またイクっ!」
再び絶頂を迎えた彼女の体は痙攣し、息も絶え絶えといった様子だった。
そんなユリの耳元に口を近づけて彼は囁く。
「気持ちよかったですか?」
ユリは小さくうなずいたが、まだ余韻が残っているため言葉を発する余裕はなかった。
そんなユリを見て篠崎は微笑むと、さらに続けた。
「では、今度は一緒に気持ちよくなりましょうか。」
篠崎はそう言うと、ユリのショーツをゆっくりと脱がせた。
そして自らもズボンを脱ぎ始める。
彼の股間はすでに大きく膨らんでいた。
「ユリさん、僕のこれ、舐めてもらえますか?」
彼はそう言いながら自身のものを取り出した。
それは赤黒く脈打つ巨大な男性器だった。
ユリは一瞬戸惑ったが、すぐに覚悟を決めてそれを口に含んだ。
「んむ……」
戸惑いながらも、彼女は必死に舌を動かした。
「はぁ……ユリさん……すごく上手ですよ……」
篠崎はそう言いながら彼女の頭を撫でた。
ユリは恥ずかしさと嬉しさで胸がいっぱいになる。
そしてさらに深くそれを口に含んだ。
「んむ……んん……」
ユリの口の中で、それはどんどん大きさを増していった。
彼女はそれを咥えたまま上目遣いに彼を見る。
「もういいですよ、ありがとうございます」
篠崎はそう言って彼女を立たせると、マットの上に仰向けに寝かせた。
そして自らもその上に覆い被さる。
ユリの両足を大きく広げた。
「あ……恥ずかしい……」
ユリが顔を真っ赤にすると、彼は優しく微笑みゆっくりと挿入を始めた。
やがて根元まで入ると、篠崎はゆっくりと動き始めた。
最初はゆっくりだったが徐々にスピードを上げていく。
ユリの口からは声にならない声が漏れた。
「はぁ……気持ちいいですか……?」
篠崎が聞くと、彼女は小さくうなずいた。
しかし快感のあまり意識が朦朧としていたせいか、言葉を発することができなかったようだ。
そんな様子を見て篠崎はさらに動きを早める。
二人の結合部からは愛液が溢れ出し、マットを濡らしていた。
「あぁ!またイッちゃう!」
ユリが再び大きく体を反らせると、膣内が激しく収縮した。
彼女はぐったりと横たわりながらも、その目はどこかうっとりとしていた。
そんなユリを横目に篠崎は笑みを浮かべつつ言った。
「ユリさん、まだ終わりじゃないですよ……?」
彼は再び動き始め、今度はより激しく攻め立てた。
ユリはもう限界に近いようだったが、それでも必死に耐えた。
ユリは目の前が真っ白になり、全身が痙攣するような感覚に陥る。
あまりの快感に意識を失いかけたほどだった。
しかし篠崎の腰の動きは止まらない。
彼はさらに激しい抽挿を繰り返し続けた。
「あぁっ!もうダメぇ!!」
ユリが叫ぶと、篠崎の腰は一層激しさを増す。
「ユリさん………イキますよ………」
激しすぎる篠崎の動きにユリは喘ぐことしか出来なかった。
子宮の奥まで押し付けられた篠崎のものから熱いものが注がれる。
ドクン、ドクンと脈打つそれに合わせてユリの中もキュンと締まる。
――トレーニングルームの静寂が訪れ、篠崎は軽く息を整えながらユリに微笑みかけた。
「ユリさん、少し休みましょうか。」
彼の声は穏やかだったが、どこか気まずさを隠そうとするような響きもあった。
ユリは混乱しながらも、汗ばんだ手でマットを掴み、少しだけ身を引いた。心の中では、自分がどうしてこうなったのかを必死に整理しようとしていた。
「……ごめんなさい、なんか私……」
彼女が言葉をつなげる前に、篠崎は優しく首を横に振った。
「謝ることなんてないですよ。むしろ、僕のほうが少し配慮が足りなかったかもしれません。」
その言葉に、ユリは少しだけホッとしたが、同時に心の中に生まれた特別な感情が自分でもはっきりと理解できなかった。
トレーニングルームを後にし、ジムの出口に向かう二人。
いつものジムは、日常の延長に過ぎない空間だったはずなのに、今のユリには少しだけ特別な場所に思えた。
「今日は本当にお疲れさまでした。次回の予約はいつにしますか?」
篠崎がスケジュール帳を手に尋ねてきた。
ユリは一瞬迷ったが、すぐに次の予定を伝える。
「来週の土曜日の午後とか、空いてますか?」
「もちろんです。楽しみにしていますね。」
別れ際、篠崎が少しだけ低くなった声で言った。
「ユリさん、今日のこと……気にしないでください。ここでは、あくまでトレーニングのパートナーとしてお付き合いさせてもらえたら嬉しいです。」
ユリは彼の言葉に複雑な思いを抱きながらも、うなずいた。
「はい……よろしくお願いします。
自宅に帰ったユリは、トレーニングウェアを脱ぎながら鏡に映る自分の姿を見つめた。
いつもと変わらないはずの体型。
だけど、篠崎の視線や手の感触を思い出すと、どこか違う自分がそこにいる気がする。
「私、どうしたんだろう……」
ぼんやりと天井を見つめながら、彼の声や仕草が頭から離れない。
次のトレーニングで彼に会ったら、どんな顔をすればいいんだろう?
それでも、また彼に会えることを心のどこかで楽しみにしている自分がいるのをユリは感じていた。
ふたりの距離は少しずつ縮まりつつある。
だが、それが純粋な信頼関係としてのものなのか、それとも越えてはいけない感情が芽生えてしまったのかは、まだ誰にも分からない。
次回のトレーニングがどんな展開をもたらすのか──二人だけの秘密の物語は、まだ始まったばかりだ。
おわり
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