静かな図書室で、ページをめくる音だけが響く。
「この場所、本当に好きなんだ。」
僕がそう呟いたとき、隣の席から控えめな声が返ってきた。
「……そうなんだと思います。」
その声の主は、クラスでほとんど話したことがない相沢玲奈。
銀色の髪が特徴的な彼女は、どこか近寄りがたい雰囲気を漂わせている。
今日も玲奈はブレザーで何かを隠すように肩をすぼめて本を読んでいた。
普段は目立たないようにしている彼女だが、誰もが一度は見とれるほどの美貌を持っている。
しかし、僕が目を向けると、玲奈は一瞬びくりと肩を震わせた。
「何か……用ですか？」
その言葉には、どこか警戒心が感じられた。
「いや、ただ隣で本を読んでるだけなのに、妙に静かだなと思って。」
僕は軽い調子で返したが、彼女の表情は変わらない。
むしろ、さらに顔を伏せるようにして小声で言った。
「……うるさくしないで。目立ちたくないの。」
彼女の言葉が妙に刺さった。
なぜ彼女はこんなに自分を隠そうとするのだろう？
その時、ふと目に入ったのは、彼女の服の中で明らかに不自然に膨らむラインだった。
――あ、そういうことか。
「……気にしてるの？」
思わず聞いてしまった僕の言葉に、玲奈は驚いたように顔を上げた。
彼女の頬はうっすら赤く染まっている。
「なっ、何のこと？」
必死に誤魔化そうとする声が、かえって真実を物語っていた。
一一それから数日後、僕は玲奈が校舎裏で一人、空を見上げているのを見つけた。
まるで誰にも邪魔されたくないと言わんばかりの表情で。
「あのさ、また図書室に行かない？」
僕が声をかけると、彼女は一瞬だけ迷ったようだったが、やがて小さく頷いた。
図書室に向かう途中、彼女がぽつりと言った。
「……私、みんなから変な目で見られてるの。たぶん、これのせい。」
そう言って彼女はブレザーをぎゅっと握りしめた。
「それって、胸のこと？」
僕が率直に尋ねると、彼女は驚いた顔で僕を見た。
そして、かすかに苦笑いを浮かべた。
「……そう。大きすぎるの、悩みなのに。」
その瞬間、僕はなぜ彼女がいつも自分を隠そうとしているのか理解した。
そして同時に、彼女の孤独が痛いほど伝わってきた。
「でもさ、僕はそんな玲奈が好きだと思うよ。」
思い切ってそう口にすると、彼女は信じられないという顔で僕を見た。
「……からかってるの？」
「本気だよ。」
僕の言葉に、彼女の目にはわずかに涙が浮かんでいた。
「そんなこと……言われたの、初めて。」
玲奈が恥ずかしそうに顔を赤らめながら僕を見つめる。
その瞬間、僕は自然と彼女の手に触れていた。
玲奈が恥ずかしそうに顔を赤らめながら僕を見つめる。
その瞬間、僕は自然と彼女の手に触れていた。
「……何？」
彼女が不思議そうに僕を見つめる。
僕は、彼女の手をそっと握った。
「玲奈が好きだよ。」
その言葉に、彼女はしばらく戸惑っていたようだった。
やがて彼女は小さく頷いた。
「……私も、好き。」
自然と唇が重なり合う。
その感触は、まるで時間が止まったかのように感じられた。
だんだんと激しさを増す口づけに、玲奈は戸惑いながらも応えてくれた。
「玲奈、好きだよ……」
「私も……好き。」
玲奈の首筋に手が触れた。
「あん…っ」
彼女の口から思わず吐息が漏れる。僕は理性を失いかけていた。
「……いい？」
僕の言葉を聞くと、彼女は小さく頷いた。
胸に触れると、玲奈はびくっと体を震わせた。
「あ……っ」
彼女の口から甘い声が漏れる。
僕はシャツの上から下着をずらし、玲奈の乳首を口に含んだ。
「あ……ん……」
彼女の声が次第に大きくなる。僕は玲奈の胸を揉みしだき、その先端を舌で転がした。
「んっ……あっ」
玲奈は快感に耐えながら、僕のズボンのベルトに手をかけた。
そしてゆっくりとチャックを下ろしていく。
「ちょ、ちょっと……」
思わず慌てる僕を見て、玲奈が微笑んだ。
彼女はそのまま僕のものを取り出すと、小さな手でそれを包み込んだ。
そして、優しく上下に動かし始める。
「うっ、それ……」
僕が小さく声を上げると、彼女は嬉しそうな表情を浮かべた。
そして、今度はその先端を口に含んだ。
「く……っ」
彼女はゆっくりと僕のものを刺激する。
あまりの快感に頭がおかしくなりそうだった。
やがて僕は耐えられなくなり、彼女の口の中に射精した。
「……ご……ごめん！口に出しちゃった！」
慌てる僕を玲奈がきょとんとして見つめる。
彼女はこくりと喉を鳴らしたあと、再び僕のものをくわえた。
そしてそのまま上目遣いで僕を見る。その目はどこか挑発的だった。
「……玲奈！」
玲奈を押し倒そうと思ったのに、気づけば押し倒された。
彼女は僕の上に跨がり、ゆっくりと腰を落としていく。
「あ……んっ……」
玲奈の甘い声が耳元で響く。そして、僕のものは根元まですっぽりと彼女の中に収まった。
「くっ……もう……」
僕はあまりの快感に思わずうめいた。
玲奈はそんな僕を見てニヤリと笑みを浮かべると、激しく上下に動き始めた。
「うっ！あぁ……」
彼女の中はまるで別の生き物のように蠢いている。
彼女は腰を動かすのをやめない。
「ちょっ……玲奈、ちょっと待って！」
僕が慌てて制止するが、彼女は動きを止めようとしない。
むしろ激しさを増していく。
「玲奈！ダメだって……！」
僕の言葉など耳に入らない様子で、彼女は一心不乱に腰を動かしている。
やがて僕も限界を迎えようとしていた。
「くっ……！」
しかし、それでもなお彼女の動きは止まらない。
「ちょっ……玲奈！もうダメだって！」
僕が叫ぶと、ようやく玲奈は動きを止めた。
彼女は満足そうな顔で僕を見る。
その顔には妖艶な笑みが浮かんでいた。
「……まだ、足りない。」
そう言うと、玲奈は再び腰を動かし始めた。
その目には妖しい光が宿っていた。
「あ……んっ……」
彼女が動く度に、僕のものが刺激され、大きくなっていく。
「玲奈、好きだ……」
僕の言葉に彼女は一瞬驚いたような表情を浮かべてから微笑んだ。
そして唇を重ねてきた。
僕は彼女の小さな体を強く抱きしめると、そのまま押し倒した。
「あ……んっ」
今度は僕が上になり、激しく腰を動かす。
彼女はその度に甘い声で鳴いた。
その声がさらに僕の興奮を高めていく。
「……愛してるよ、玲奈」
その言葉に、彼女は涙を浮かべながら何度も頷いた。その表情はとても幸せそうだった。
僕は彼女の一番深い所に自分のものを押し当てた。
「玲奈…イッていい？もう……」
僕が尋ねると、彼女は小さく頷いた。
次の瞬間、僕のものは彼女の中に勢いよく放出された。
同時に彼女も体を痙攣させ、絶頂を迎えたようだった。
僕はそのまま彼女を抱きしめたまま余韻に浸っていた。
玲奈は荒い息を吐きながらも、嬉しそうに微笑んでいる。
「玲奈……ありがとう。」
僕が言うと彼女は小さく首を振った。
「私の方こそ……ありがとう。」
その言葉に、思わず胸が熱くなった。
僕たちはもう一度唇を重ねたあと、ゆっくりと体を離した。
薄暗い図書室の片隅。時計の針は夜に近づき、静寂だけが二人を包み込んでいた。
「……こんなこと、するつもりじゃなかったのに。」
玲奈がそっとカーディガンを直しながら呟く。その声はどこか安心した響きも混じっていた。
「僕だって、こんなこと……でも、後悔してない。」
僕が言うと、玲奈は一瞬だけ目を伏せた。
そして、顔を赤らめながら僕をじっと見つめる。
「変な気持ち。恥ずかしいのに、嫌じゃない……。」
彼女の言葉に僕は思わず笑みを浮かべた。
「それ、僕も同じ。」
玲奈は小さく笑い返した。
その笑顔は、これまで見たことのないほど柔らかく、自然だった。
次の日、学校では何事もなかったかのように振る舞う玲奈。
その姿を見て、僕は少し寂しさを感じたが、放課後に図書室で再び会ったとき、彼女が僕にだけ向けた微笑みに胸が高鳴った。
「今日も、少しだけ一緒にいい？」
彼女がそう言ったとき、僕は心の中で確信した。
何かが確実に変わり始めていると。
「もちろん。玲奈が良ければ、いつでも。」
その言葉に、彼女の頬がまた少し赤くなる。
おわり
その後、僕たちは毎日のように図書室で会うようになった。二人だけの空間。
けれど、時折、玲奈は少し不安そうな表情を浮かべることがあった。
「……本当に、こんなことしてていいのかな。」
「玲奈が嫌なら、無理しなくていいよ。」
そう答えると、彼女は首を振った。
「違うの。ただ……こんなに誰かと一緒にいるの、初めてだから。」
その言葉には、彼女の孤独と、初めて見つけた居場所への喜びがにじんでいた。
「じゃあ、これからも一緒にいよう。」
僕がそう言うと、彼女は小さく頷き、僕の手をそっと握った。
その日から、僕たちはお互いの存在を少しずつ特別なものとして受け入れるようになった。
玲奈の孤独を癒やし、彼女が笑顔を見せる瞬間を増やすこと。
それが、僕の中での新しい目標になっていた。
一歩ずつ近づいていく関係
おわり
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